特集:
2008/02/22 日記<萌え株>
萌え株
萌え株(もえかぶ)とは、アニメ・ゲーム・漫画|コミック・趣味|ホビーなどのジャンルを中心とした、エンターテイメント関連株のことである。
概念
狭義の「萌え株」とは、アニメ・ゲーム・漫画・趣味関連の銘柄のみに限られる(これについては、下記に記載する「もえっくす30」の銘柄を参照)。しかし広義の「萌え株」となると、一般的な音楽・映画・パソコン・マスコミ…などの幅広いジャンルに及ぶ。さらにはソフマップなどのマルチメディア販売店や、ライブドアなどの有名IT企業にまでその範囲が広がってしまう場合さえある。つまり広義の「萌え株」とは、その銘柄に「メディア性」と「娯楽性」があるのが条件とされている。また「萌え株」というネーミングだが、必ずしも「萌え」要素がそのメーカーや商品にある訳ではない。メーカーによっては、硬派な商品を中心に製作している会社も多い。「萌え株」=エンターテイメント関連株とみなされている。
歴史
: 2005年4月1日、浜銀総合研究所が「2003年の書籍、映像、ゲームにおける『萌え』関連の市場規模は888億円」と発表。このレポートをマスコミが紹介、これによって萌え関連株を物色する動きが始まった(レポート閲覧)。: 折しも3月10日にヘラクレス (有価証券市場)|ヘラクレス市場に公募価格120万円で株式公開されたガンホー・オンライン・エンターテインメント株が1000万円を超える値上がりを見せ、市場参加者の注目を集めていた。ガンホー株は公開株数わずか1000株、公募株数300株での上場という、需要に対し極端に供給の少ない需給要因からの暴騰であり、当初は萌え株として意識されていたわけではなかった。しかし、その驚異的な値上がりぶりは多くの市場参加者に強烈な印象を与えていた。そこへ浜銀総合研究所のレポートが発表されることで、市場はガンホーを萌え市場での成功企業と認識、値上がりはさらに加速することになる。
: ガンホー株は、4月1日の終値1280万円から4月12日の最高値2310万円まで、レポート発表後のわずか10日余りの期間に、1000万円近い暴騰を見せた。; 追従した銘柄
: この動きが萌え市場で活動する他の上場企業を探す動きにつながり、次々に萌え株が上昇することになる。ブロッコリー (企業)|ブロッコリー株は4月1日142円から始まり、4月18日985円の高値まで、2週間で7倍の値上がりを見せた。まんだらけ株は4月12日から19日まで6日連続の値幅制限|ストップ高で、4月1日の終値57.5万円から、4月21日につけた最高値195万円まで実に4倍近く上昇した。: コーエーネット株は4月1日43万円から、4月20日の最高値280万円まで7倍近い暴騰を見せた。マーベラスエンターテイメント株は4月1日18.8万円からストップ高6度の荒い値動きの末、4月21日の最高値37.5万円まで2倍上昇した。そこまでの上昇は見せずとも、萌え株と認識された企業の株は、軒並みそれまでの値動きとは全く違った上昇を見せることになった。; その他
: 4月18日には株式新聞が1面トップで「萌え燃える」の大見出しを掲げ、「おねがい☆ツインズ」のDVDパッケージの写真を掲載。おそよ業界紙の1面には似つかわしくない紙面が駅売店に並び、萌え株というジャンルは株式市場に完全に定着することになった。: さらに、2005年秋(8月末〜11月末)には、第二次「萌え株ブーム」が起こった。 この時には、ガンホーが300万円から700万円超まで株価を急騰させるなど、他の銘柄の多くも急騰をみせ話題となった。: また、安倍晋三首相が突然の辞任会見を開いた2007年9月12日の株式市場ではコミック出版社やアニメ制作会社などの銘柄が取引時間終盤に軒並み急騰した。これは、安倍首相の辞任に伴い、漫画好きと言われている麻生太郎自民党幹事長が次期首相に就任し、コンテンツ振興が進むのではという一部の思惑により買われたものであった。値幅制限のない銘柄(マーケットメイク銘柄)のブロッコリー (企業)|ブロッコリーは3時間で70%以上株価が上昇した。
調査報告書
2004年8月に、野村総合研究所は「『オタク層』の市場規模推計と実態に関する調査」を発表した。[http://www.nri.co.jp/news/2004/040824.html]である。この調査は話題となり、株式市場においてもオタク層を相手とした企業が意識されるきっかけとなった。 メディアクリエイトは、調査資料書「2008オタク産業白書」を発行した。それによれば、2007年のオタク市場規模は1,866億8,000万円で、対前年比102.5%であることがわかった。
6月から8月までアニメやゲームなどの商品を扱う専門店を中心にヒアリングを実施し、12月までの見込みで市場規模を推計した。オタク市場を商品形態に則って、DVD/CD(アニメ)、出版、ゲーム、フィギュア・グッズ類、同人誌の5つのカテゴリーに分類している。
白書によると、オタク市場シェアのトップはゲームで、市場規模は560億8,000万円。これは、オタク市場全体の30%にあたり、同人誌市場の約2倍になるという。その他のカテゴリーでは、出版が406憶7,000万円(21.8%)、DVD/CDが340億2,000万円(18.2%)、フィギュア・グッズ類が281億8,000万円(15.1%)、同人誌が277億3,000万円14.9%)となっている。
また白書では、全国の専門店店頭にてアンケート調査を実施した。有効回答数は1,537サンプル(内訳:秋葉原693件、その他844件)。アンケート調査によると、メイド喫茶経験の割合は31%、同人誌即売会への参加経験の割合は48%などの結果が出ている。このほか、アニメのDVD/CD、ゲームなど“オタク系商品”の購買におけるインターネット利用の割合は49%だった。
メディアクリエイトは、最近のオタク市場における環境変化について、「ライトオタクの増加と、それによる市場の拡大」という見解を示す。さらに、それに対応したビジネス手法として、「メディアミックス展開によるワンコンテンツからの収益の極大化や、ネットを使ったユーザーによるブームの形成促進」を挙げている。同社では、これらの傾向は2008年以降も続くと見ている。
ファンド
萌え株に関連するものとして、ゲームファンド ときめきメモリアル|ときメモファンド、アニメファンド、アイドルファンド、映画ファンドなど様々なファンド商品が出現しているが、現在の所どれも今一歩という感が否めない。制作終了までの期間が半年〜1年超と長いわりに株主利益が少ないため、資産運用としてのメリットに欠ける為である。
もえっくす30
ダイヤモンドZAi(ダイヤモンド社)2005年7月号巻頭連載「ザイスポ」で、「萌え株がキタ---(゜∀゜)---!!!」と題して「萌え株」が取り上げられた。この記事の中で、浜銀総合研究所調査部主任研究員の河合良介氏が「萌え株」銘柄と定義付けた会社30社を取り上げ、これらを指数化したものを「もえっくす30」と命名した。「TOPIX」(東証株価指数)と同じような概念の指標である。
アニメ関連
ネットゲーム関連
ゲーム関連
コミック関連
その他の萌え株
上記の「もえっくす30」に上げた銘柄以外にも、下記のような銘柄がある。(特に記載のない場合は、「狭義での萌え株」のみ挙げるものとする)
アニメ関連
ゲーム関連
コミック関連
パチンコ、スロット関連
その他
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